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ホームページのアクセス数を解析してみよう

こんにちは、中小企業診断士の宮原です。

アクセス解析は、訪問者の行動を理解し、サイトの改善点を見つけるための重要な手段です。

適切な解析ツールを使用することで、ウェブサイトのパフォーマンスを向上させることができます。

この記事では、ホームページのアクセス数を効果的に解析する方法について詳しく解説します。

ここでは、主な解析方法としてGoogle Analytics(GA4)とCMS標準のアクセス解析ツールについて説明します。

ホームページのアクセス数はどうやって解析する?

アクセス数を解析するためには、適切なツールを使用することが重要です。

主な解析ツールとしては、Google Analytics(GA4)とCMS標準のアクセス解析ツールがあります。

それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。

①GoogleAnalytics(GA4)を使用する

Google Analytics(GA4)は、最も広く使用されているアクセス解析ツールの一つです。

GA4を使用することで、サイトの訪問者数、ページビュー、滞在時間、直帰率などの詳細なデータを取得できます。

GA4の設定は比較的簡単で、Googleアカウントを作成し、トラッキングコードをウェブサイトに埋め込むだけです。

GA4のダッシュボードでは、リアルタイムの訪問者情報やユーザーの行動パターンを視覚的に確認することができます。

また、目標設定を行うことで、コンバージョン率や特定のアクションの達成度を追跡することも可能です。

これにより、どのページが最も効果的か、どのコンテンツがユーザーの興味を引いているかを分析し、サイトの改善に役立てることができます。

全て無料で使えることも魅力です。

②CMS標準のアクセス解析ツールを使用する

CMS(コンテンツ管理システム)には、多くの場合、標準でアクセス解析ツールが搭載されています。

例えば、WordPressにはJetpackやMonsterInsightsなどのプラグインがあり、これらを使用することで簡単にアクセス解析が可能です。

CMS標準の解析ツールは、Google Analyticsほど詳細なデータは提供しないかもしれませんが、基本的な訪問者数やページビューなどのデータは十分に取得できます。

CMS標準の解析ツールを使用するメリットは、設定が非常に簡単で、プラグインをインストールするだけで利用できる点です。

また、CMSのダッシュボード内でデータを確認できるため、使い勝手が良いという特徴もあります。

これにより、特別な技術的知識がなくても、ウェブサイトのパフォーマンスを簡単にモニタリングすることができます。

ここではWordPressのアクセス解析ツールをご紹介しましたが、無料ブログなどにも標準でアクセス解析機能が付いていることがほとんどです。

ホームページのアクセス解析はGoogleAnalytics(GA4)がおすすめ

Google Analytics(GA4)は、ホームページのアクセス解析に最適なツールです。

基本的にはGA4を使用していれば問題ありません。

プロでもほとんど全ての人が使用している業界標準のアクセス解析ツールです。

その理由を以下に詳しく説明します。

①完全に無料で使用できる

Google Analytics(GA4)は完全に無料で使用できるため、コストをかけずに高度なアクセス解析を行うことができます。

企業の規模に関わらず、誰でも利用できるため、特に中小企業にとっては非常に魅力的なツールです。

②正確な数値を計測できる

GA4は、正確な数値を計測する能力に優れています。

リアルタイムデータをはじめ、ユーザーの行動パターンやトラフィックの詳細な分析が可能です。

これにより、訪問者の行動を精密に把握し、具体的な改善策を立てることができます。

③多様なレポートを活用できる

GA4は、多様なレポート機能を備えており、さまざまな視点からデータを分析することができます。

ユーザーのデモグラフィック情報、トラフィックソース、コンバージョン率など、詳細なレポートを生成することで、マーケティング戦略の効果を評価し、最適化するための貴重なインサイトを得ることができます。

ホームページのアクセス解析で見るべき数字

アクセス解析を効果的に行うためには、特定の重要な指標に注目することが重要です。

以下に、特に注目すべき主要な数値を紹介します。

①セッション数

セッション数は、ユーザーがサイトを訪れた回数を示します。

この指標は、トラフィックの全体的なボリュームを把握するために重要です。

ページごとのセッション数をチェックし、見られている・いないページを分析できます。

セッション数が多いほど、多くのユーザーがサイトに関心を持っていることがわかります。

また、セッション数の増減を定期的に確認することで、マーケティング施策の効果を評価することができます。

②キーイベント数

キーイベント数は、かつてはコンバージョンと呼ばれた、そのサイトのメインの目標を達成した数を指します。

業種・業態によってキーイベントに何を設定するかは様々ですが、ECサイトであれば購入件数、BtoBのサイトであればお問合せの件数などを設定しています。

基本的にはセッション数とキーイベント数、そして後述するキーイベント率がメインで確認していくポイントとなります。

ただし、キーイベントはデフォルトのGA4だと計測がされていません。自身で設定を行う必要がありますので、注意してください。

③キーイベント率

キーイベント率は、ユーザーがどの程度サイトのメイン目標を達成してくれたかどうかを示す指標です。

高いキーイベント率は、ユーザーがそのサイト内でしっかりとお買い物や問い合わせをしてくれていることを示します。

セッション数とキーイベント率を高めていくことが、ホームページで実行するべき内容となります。

アクセス解析で分析してホームページを改善する

アクセス解析で得られたデータを基に、具体的な改善策を実行することで、ホームページのパフォーマンスを向上させることができます。

例えば、セッション数が少ない場合はSEO対策や広告キャンペーンを強化し、キーイベント率が低い場合はコンテンツの質やサイトの使いやすさを見直すことが必要です。

これらの指標を定期的に監視し、データに基づいた改善を行うことで、ホームページの集客力とユーザー満足度を高めることができます。

なお、こうしたアクセス解析については、自社で行うよりも外部に任せる方がよい場合もあるかもしれません。

WEBマーケティングに関する知識には専門性が求められ、一定期間以上の学習の機会が必要です。

内製化することでコストは抑えられますが、社内の貴重なリソースを不慣れなWEBマーケティングに充てることは本来の仕事に支障が出る可能性もあります。

例えば弊社にアクセス解析だけでなく、その後のデータ分析、施策の立案まで任せることで、専門家の知識を活用しながら御社の本業への影響を最小限に抑えることができます。

中小企業を専門としたWEBマーケティングのプロである弊社に、ぜひ一度ご相談ください。

この記事を書いた人

宮原 里歩

ReEMAコンサルティング代表 中小企業診断士

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