こんにちは、中小企業診断士の宮原です。
集客のためにブログが必要な方はとても多いのではないでしょうか。
ブログは検索エンジンからのトラフィックを増やし、ブランド認知度を高めるための強力なツールです。
しかし、どのように活用すれば最も効果的かは企業の業種や規模によって異なります。
この記事では、ブログを活用してホームページへの集客を効果的に行うためのコツを解説します。
全国展開している企業とローカルビジネスに特化した企業のそれぞれの異なる戦略をそれぞれ詳しく見ていきます。
Contents
ブログによるホームページ集客戦略は企業で異なる
ブログを活用した集客戦略は、企業の事業展開の範囲やターゲット市場によって大きく異なります。
以下に、全国で事業をしている企業とローカルビジネスに特化した企業それぞれの集客戦略を紹介します。
全国で事業をしている企業
全国で事業を展開している企業は、広範囲にわたるターゲット市場を持っています。
そのため、ブログによる集客戦略も広範囲に対応する必要があります。
まず、キーワードリサーチを行い、全国のユーザーが検索する一般的なキーワードを見つけ出します。
これらのキーワードを使ったブログ記事を作成し、検索エンジンでの上位表示を目指します。
また、業界の最新情報やトレンドに関する記事を定期的に更新することで、訪問者の関心を引き続けることができます。
さらに、ユーザー参加型のコンテンツやキャンペーンを取り入れることで、ユーザーとの関係性を高め、リピーターを増やすことができます。
ブログ記事の中には、具体的な事例や成功ストーリーを紹介することも効果的です。
これにより、訪問者は自社の商品やサービスに対する信頼感を持ちやすくなります。
全国展開している企業は、多様なユーザーに対応するために、幅広いテーマでブログを運営し、包括的な情報を提供することが求められます。
ローカルビジネスに特化した企業
ローカルビジネスに特化した企業の場合、地域密着型のブログ戦略が有効です。
まず、地域特有のキーワードをリサーチし、それを使ったブログ記事を作成します。
例えば、「〇〇市 ラーメン」や「△△町 美容院」といった具体的な地域名を含むキーワードを活用します。
これにより、地元のユーザーが検索エンジンで自社のブログにたどり着きやすくなります。
さらに、地域イベントやニュース、地元の話題に関する記事を定期的に更新することで、地域のユーザーに対する親近感を高めることができます。
地元の口コミやレビューを紹介することも、信頼性を高める効果があります。
また、地元の顧客の成功事例やインタビューをブログに掲載することで、訪問者が自社の商品やサービスに対する信頼を深めることができます。
ローカルビジネスは、地域のコミュニティに積極的に関与し、イベントやキャンペーンを通じて直接的な集客を図ることも重要です。
これにより、オンラインとオフラインの両方で集客効果を高めることができます。
広域・ローカルで集客方法を変えよう
ブログを活用したホームページ集客は、全国展開している企業とローカルビジネスに特化した企業で戦略が異なります。
全国展開している企業は、幅広いテーマで包括的な情報を提供し、広範囲のユーザーに対応することが求められます。
一方、ローカルビジネスは、地域密着型のキーワードやコンテンツを活用し、地元のユーザーに親近感を与える戦略が効果的です。
これらのポイントを押さえたブログ運営により、ホームページへの集客を効果的に行うことができます。
全国に顧客がターゲットのブログ集客のコツ
全国に顧客がターゲットとなる企業にとって、効果的なブログ集客は成功の鍵となります。
以下に、具体的なコツを紹介します。
①キーワードを意識したコンテンツ作成をする
全国展開の企業は、幅広いターゲット層にリーチするために、キーワードを意識したコンテンツ作成が重要です。
まず、ターゲットユーザーが検索するであろうキーワードをリサーチし、それを記事に自然に組み込みます。
キーワード選定はSEO対策の基本であり、適切なキーワードを使用することで検索エンジンの上位に表示される確率が高まります。
キーワードを見つけるためには、Googleキーワードプランナーやラッコキーワードを使用すると良いでしょう。
ほかにもSearch Consoleで実際に検索されているキーワードを確認してみるのも良い方法です。
キーワードを網羅したコンテンツを作成し、御社のサイト内でほとんどの疑問や悩みを改善できる状態が理想です。
ユーザーが知りたい情報を提供することで、訪問者の満足度を高めることができます。
②いきなりビッグキーワードを狙わない
ブログ集客において、いきなり競争の激しいビッグキーワードを狙うのは得策ではありません。
ビッグキーワードは検索ボリュームが大きい反面、競合も多いため、上位表示されるのは難しいです。
代わりに、ロングテールキーワードを狙うことで、特定のニーズを持つユーザーにアプローチできます。
例えば、「SEO」といったビッグキーワードではなく、「中小企業 SEO対策 方法」といった具体的なキーワードを使用することで、よりターゲット層にリーチしやすくなります。
「SEO」という単一のビッグキーワードの場合、「SEOの意味を調べたい」「SEOの最新のニュースが見たい」「SEOの具体的な方法が知りたい」「SEOを任せられる委託先が知りたい」などのように、検索意図が曖昧で成約率も低い傾向にあります。
できるだけ「SEO+〇〇」「SEO+◯◯+△△」のように、2語から3語のキーワードから狙っていくことが集客の近道です。
③独自ドメインとWordPressなどを活用する
ブログを運営する際には、独自ドメインを使用することが推奨されます。
独自ドメインはブランドの信頼性を高めるだけでなく、SEOにも有利です。
詳細は割愛しますが、現在使用しているドメインのサブドメインやサブディレクトリでブログを運用するのもコストを抑えられるため有効です。
また、WordPressなどのブログプラットフォームを活用することで、簡単にブログを管理・更新できます。
WordPressは豊富なプラグインやテーマが利用できるため、SEO対策やデザインのカスタマイズが容易です。
定期的にコンテンツを更新し、サイトのパフォーマンスをチェックすることで、継続的に集客効果を高めることができます。
無料ブログの場合、お金がかからないというメリットはあるものの、SEO的に不利なためにオススメはしません。
また、勝手に広告を表示させられたり、ブログのサービス提供者の都合で削除されたり、ブログ内に不要なリンクが設置されるなど企業のブログとして良いことはありません。
ローカルビジネス特化型企業のブログ集客のコツ
ローカルビジネスに特化した企業は、地域密着型のブログ戦略を取ることが効果的です。
以下にその具体的なコツを紹介します。
①Googleビジネスプロフィールを作り込む
Googleビジネスプロフィールを充実させることは、ローカルSEOにおいて非常に重要です。
正確な住所、営業時間、連絡先情報を記載するだけでなく、顧客のレビューに積極的に返信し、投稿機能を活用して写真や最新情報を定期的に更新します。
魅力的な情報や写真で作り込むことで、見込み客がアクセスや訪問しやすくなるでしょう。
情報や写真が充実しているページと、まったく何も情報がないページであれば、前者の方が信頼できることは明らかです。
住所などの自社の情報については、ホームページや名刺、その他でも表記されている住所や電話番号の表記と一致させてください。半角全角なども統一された表記にすることが重要です。
これにより、検索結果に表示されやすくなり、地元のユーザーからの信頼を得ることができます。
②キーワードを意識したコンテンツ作成
地域特有のキーワードを意識したコンテンツ作成が求められます。
例えば、「〇〇市 ラーメン」や「△△町 美容院」といった具体的な地域名を含むキーワードを使用することで、地元のユーザーが検索エンジンで自社のブログにたどり着きやすくなります。
これにより、ターゲットとする地域のユーザーにリーチできます。
③ローカルに根ざした記事を書く
地元のイベントやニュース、地域の話題に関する記事を定期的に更新することで、地域のユーザーに対する親近感を高めることができます。
地域密着型の情報を提供することで、地元のユーザーが自社ブログを信頼し、リピーターとして定着しやすくなります。
例えば、地元の祭りやイベントのレポート、地域の名所紹介などを記事にすることが効果的です。
ほかにも地域のポータルサイトへ露出するといった方法も有効でしょう。
まとめ
ブログによるホームページ集客のコツは、企業の事業展開の範囲やターゲット市場によって異なります。
全国展開の企業は、幅広いキーワード戦略や独自ドメインの活用が重要であり、ローカルビジネスに特化した企業は、地域密着型のコンテンツやGoogleビジネスプロフィールの活用が効果的です。
これらのポイントを押さえたブログ運営により、ホームページへの集客を効果的に行い、ビジネスの成長を促進することができます。
なお、こうしたホームページからの集客について、何から手を付けていいか分からない場合は外部の専門家に相談することをおすすめします。
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