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ホームページからの問い合わせを増やす4つのポイント

こんにちは、中小企業診断士の宮原です。

ホームページの運営は、問い合わせを増やすことが目的である場合がほとんどです。

しかし、現実的にはなかなか訪問者を集められず、ほとんど問い合わせもなく、せっかくのホームページを活かせていないという企業様も多いのではないでしょうか。

この記事では、ホームページからの問い合わせを増やすための具体的なポイントを解説します。

問い合わせの増加は、売上の向上や顧客との関係強化に繋がる重要な要素ですが、実際には実現できていない企業がほとんどです。

ここでは、その原因と解決策について詳しく見ていきます。

ホームページからの問い合わせが来ない原因

問い合わせが来ない原因は複数ありますが、主なものを以下に解説します。

問い合わせフォームへたどり着けない

訪問者が問い合わせフォームにたどり着けないことは、大きな問題です。

ナビゲーションが複雑であったり、フォームへのリンクが目立たない場所に配置されている場合、ユーザーはフォームを見つけることができません。

ホームページの構造が分かりやすく、主要なアクションポイントが目立つようにすることが重要です。

ユーザーが簡単にフォームにアクセスできるよう、メインメニューやフッターに明確なリンクを設置することをお勧めします。

訪問者に見つけられない問い合わせフォームは、存在していないのと同じです。

問い合わせフォームの入力欄が多過ぎる

問い合わせフォームの入力欄が多過ぎると、ユーザーは入力に対して抵抗感を感じてしまいます。

必要最低限の情報だけを求めることで、ユーザーが気軽に問い合わせを行えるようにします。

具体的には、名前、メールアドレス、問い合わせ内容といった基本情報に絞ることで、ユーザーの負担を軽減できます。

また、入力欄が多いと誤入力や入力ミスのリスクも高まり、結果として問い合わせ完了率が低下します。

さらに入力中に問題のある箇所がわかる仕組みを作ることも重要です。

エラー箇所が分からないフォームも多々見られますが、これでは訪問者は諦めて離脱してしまうことでしょう。

そもそもホームページに集客できていない

ホームページ自体に訪問者が少ない場合、当然ながら問い合わせも増えません。

SEO対策やSNSマーケティング、広告運用などを通じて、ホームページへの集客を強化する必要があります。

検索エンジンで上位表示されるよう、適切なキーワードを選定し、質の高いコンテンツを提供することが重要です。

また、SNSを活用して広範囲のユーザーにリーチすることで、ホームページへのアクセス数を増やすことができます。

訪問者と商品・サービスが合っていない

訪問者と提供している商品やサービスが合っていない場合、問い合わせに繋がりにくいです。

ターゲットユーザーを明確にし、そのニーズに応えるコンテンツやオファーを提供することが重要です。

ペルソナを作成し、ターゲットユーザーの特性を理解することで、より適切なマーケティング施策を展開できます。

Search Consoleなどで、集客しているキーワードを確認してみましょう。

御社のサービスと関連のないキーワードからユーザーを集客している場合、いくら集客しても問い合わせには結びつきません。

ひいてはキーワード選定から見直す必要があるでしょう。

また、訪問者が求める情報が不足している場合も、問い合わせに繋がりにくいので、充実したコンテンツを提供することが求められます。

ホームページから問い合わせを増やすポイント

問い合わせを増やすためには、いくつかの具体的な施策を実行することが重要です。

以下では、効果的なポイントを詳しく解説します。

ポイント①問い合わせフォームへの導線を見直す

問い合わせフォームへの導線を見直すことは、ユーザーがフォームにたどり着きやすくするために不可欠です。

まず、ホームページのメインメニューやフッターに問い合わせフォームへのリンクを明確に配置します。

また、各ページに適切なCTA(コールトゥアクション)を設け、ユーザーがどのページにいても簡単に問い合わせができるようにすることが重要です。

例えば、商品ページの下部やブログ記事の最後に「お問い合わせはこちら」といったボタンを配置すると、ユーザーが自然な流れでフォームにアクセスしやすくなります。

さらに、ポップアップやスライドインのフォームを活用することで、訪問者の注意を引きやすくなります。

ポイント②問い合わせフォームの見直しを行う

問い合わせフォームの見直しは、ユーザーの利便性を高めるために重要です。

入力欄が多すぎるとユーザーが入力をためらう原因となるため、必要最低限の情報だけを求めるようにします。

具体的には、名前、メールアドレス、問い合わせ内容の3つに絞ることが一般的です。

また、フォームのデザインも重要です。

視覚的に見やすく、入力しやすいデザインを心がけます。

例えば、入力欄のラベルは明確にし、エラーメッセージがわかりやすく表示されるようにします。

さらに、入力中に自動補完機能やヒントを表示することで、ユーザーのストレスを軽減できます。

ポイント③ホームページにSEO対策を行う

ホームページのSEO対策を強化することで、検索エンジンからのトラフィックを増やし、問い合わせの増加に繋げます。

まず、御社にマッチしたユーザーが検索すると考えられるターゲットキーワードを選定し、それを含むコンテンツを定期的に更新します。

ブログ記事や商品説明ページに適切なキーワードを自然に盛り込むことが重要です。

また、内部リンクの最適化やメタタグの設定もSEO対策には欠かせません。

例えば、関連する記事同士をリンクで繋ぐことで、ユーザーの回遊率を高めることができます。

さらに、ページの読み込み速度を改善し、モバイルフレンドリーなデザインを採用することで、SEO評価を向上させることができます。

ポイント④訪問者と商品・サービスのズレを分析する

訪問者と提供している商品やサービスのズレを分析することで、より効果的なマーケティング施策を展開できます。

まず、訪問者のペルソナを再評価し、ターゲットユーザーのニーズや行動パターンを明確にします。

次に、Google Analyticsなどのツールを活用して、訪問者の行動データを詳細に分析します。

例えば、どのページでユーザーが離脱しているのか、どのコンテンツが最も人気があるのかを把握することで、仮説が立てられるため

改善点を見つけることができます。

さらに、顧客アンケートやフィードバックを収集し、ユーザーが感じている問題点やニーズを直接知ることも重要です。

まとめ

ホームページからの問い合わせを増やすためには、問い合わせフォームへの導線の見直し、問い合わせフォームの最適化、SEO対策の強化、訪問者と商品・サービスのズレの分析が不可欠です。

これらのポイントを実践することで、ユーザーの利便性を高め、より多くの問い合わせを獲得できるでしょう。

継続的な改善を行い、効果を検証しながら施策を最適化していくことが成功の鍵です。

この記事を書いた人

宮原 里歩

ReEMAコンサルティング代表 中小企業診断士

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